はじめに

ユニコーン企業とは?

ユニコーン企業とは、以下の3つの条件を満たす企業のことを指します。
※ただし、条件1を除いて定義するなど、必ずしも以下の条件全てを満たすとは限りません。

条件1:設立10年以内

条件2:評価額が10億ドル(約1500億円)以上

条件3:未上場のベンチャー企業

この名称は、そのような企業が稀有な存在であることから、伝説上の生き物であるユニコーンに例えられたことに由来し、2013年にアメリカのベンチャーキャピタリストであるアイリーン・リー氏によって提唱されました。
また、ユニコーン企業の「ユニ」は、「1」を意味する接頭辞に由来します。つまり、評価額が「10億ドル(1 billion)」以上の未上場ベンチャー企業を指します。

これらの企業は、革新的なテクノロジーやビジネスモデルによって、短期間で急成長を遂げる可能性を秘めており、投資家からの注目度も高いです。しかし、未上場であるため、株式市場での取引は行われず、企業の成長や将来性には不確実な側面も存在します。

2024年時点で世界に約1200社程度あり、そのうちの60%以上が米国と中国に集中しています。
日本には10社弱のユニコーン企業が存在しています。

デカコーン企業とヘクトコーン企業とは?

デカコーン起業

デカコーン企業とは、評価額が100億ドル(約1兆5000万円)以上の未上場ベンチャー企業を指します。ユニコーン企業の中でも、特に高い評価額を得ている企業群であり、その成長性と将来性から、投資家や業界関係者から大きな注目を集めています。

デカコーン企業の「デカ」は、「10」を意味する接頭辞に由来します。つまり、評価額が「100億ドル(10 billion)」以上の未上場ベンチャー企業を指します。

2024年時点で約50社程度あります

ヘクトコーン起業

ヘクトコーン企業とは、評価額が1,000億ドル(約15兆円)以上の未上場ベンチャー企業を指します。デカコーン企業よりもさらに桁違いの評価額を持つ、極めて稀な存在です。これらの企業は、世界的な影響力を持つ可能性があり、その動向は常に注目されています。

ヘクトコーン企業の「ヘクト」は、「100」を意味する接頭辞に由来します。つまり、評価額が「1,000億ドル(100 billion)」以上の未上場ベンチャー企業を指します。

2024年時点では3社のみです。

ゼブラ企業

近年、ユニコーン企業とは異なる価値観を持つ「ゼブラ企業」という存在が注目を集めています。

ユニコーン企業は、短期間での急成長と高い利益を追求するのに対し、ゼブラ企業は社会と共存しながら、持続的な成長と社会貢献を目指します。

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